明治22年創業 木のプロフェッショナル 木造大空間を実現するGWシステム建築 | 後藤木材株式会社

wood structure

木造大空間を実現するGWシステム建築

工場・倉庫・店舗に最適

新工場 内部1

ABOUT GWシステム建築

一般流通材を活用した独自の工法で、10mから16mを1グリッドとし、グリッドを繋げて約3,000m2の一室大空間を実現することができ、かつコストと納期を抑えながら、木材の現しと安全性能を叶えることができる工法が「GWシステム建築」です。
木材で建てることは、初期投資を抑え、長期的にもコストパフォーマンスが高く、環境に優しく、働く人の快適性に寄与し、ご満足いただけます。

森林業活用循環図(SDGs)1170x780

工場・倉庫・店舗も環境に優しい設計を求める時代です。

木材は使って→植えて→伐って→使うサイクルによって持続可能な生産資源で、LCCMの観点からもCo2の排出が少なく環境に優しい素材です。環境に優しい木材を利用することでカーボンニュートラルの実現目標に寄与し、SDGsの取組への貢献を果たします。
工場や倉庫、店舗も木造にすることで、自然につながるイメージから、その取り組み方も合わせて環境性の高さを主張することができます。

「協力:林野庁林野図書資料館 イラスト:平田美紗子」

GWphoto_1170x780_8

木造はコスト削減に有効です。

鉄骨は価格変動や調達リスクの懸念があり、概算と実効価格が乖離する場合があります。現在価格と供給が安定している木材を主要構造材にすることで、価格変動や調達リスクを避けることができます。また構造が軽量化されるため、地盤への負荷が抑えられ、基礎工事の費用が圧縮されます。

大型建築物は木造では実現が難しいと言われますが、GWシステム建築では安全性能とコスト性能の実証がなされ、第一号となる「須衛プレカット工場 (面積2,880㎡)」ではすでに安全性能の確保はもちろん、鉄骨造で建てるよりも安く済むことができました。3,000㎡以内の規模であれば、木で建てるのがおすすめです。

GWphoto_1170px780px_6

働きやすい環境で、生産性が向上します。

木を見ていると自然と安らぎを感じることができます。空間に木を取り入れることで精神状態を落ち着かせる効果が期待されます。また熱を通しにくい木材は断熱性に優れているため、夏場に高温になりがちな作業空間の室内の温度を和らげてくれ、快適に作業をすることができます。それらの効果により生産性が向上します。

GWシステム建築の特徴

GWシステム建築仕様について

isitudaikuukan_menu2

一室大空間

 

工場や倉庫は、内部に柱を立てたり、壁を設けたりすることが難しく、従来鉄骨造で建てることがほとんどでした。
木造でも一般流通材を活用した構造計画をすることで、木材費を削減し、鉄骨造よりも安く、見た目も美しい大空間をつくることが可能です。

 
 
GW1200ならば木造最大級の大空間を実現

 
 

  • 柱の間隔が12m
  • 12m×12mのグリッド式
  • 5スパン 60m×4スパン 48m=2,880㎡
  • 壁のない室内空間ができる

☟詳しくはGW1200を採用して建設した工場のモデルプランをご覧ください。

daisupan_seishiga

大スパン

  
一般流通材でスパンを拡大する場合、トラス架構で構造計画することが主流です。
GWシステム建築は、単純梁架構だから、見た目にもシンプルできれいな構造です。

 
 GWシステム建築のここがスゴイ!

 
 

 
12mの大スパンでは、梁が大断面になり、特殊材でコストも納期もかかることが懸念されますが、GWシステム建築は、一般流通材で12mのオリジナル構造材を開発しました(上図のとおり)。
継ぐことで接合部が弱点になりますが、36mm厚のCLT板「Aパネ」を留め付け、継ぎ手部を補強することで弱点を克服。オリジナル構造材にすることで、特殊材を用いないので、コストも納期も抑えます。

 

6m材を継いだ構造材でも耐荷重性能は大丈夫?

耐荷重性能実験により、同サイズの無垢材と同程度の強度を確認しております。

将来、構造材の性能が落ちることはないの?

オリジナル構造材を採用した第一号施設「須衛プレカット工場」は、2022年10月に竣工しました。
現在までに構造材の安全を長期的に確認した実績はありませんが、須衛プレカット工場には24時間耐震性能を観測するシステムを導入。
長期にわたり構造材の安全に問題ないことを追跡できるものです。このシステムにより将来、構造材の性能が落ちることがないかを検証しております。
竣工後、半年を経過した現在まで高い耐震性能を観測しております。
今後はより確かな安全をお伝えできるよう、検証を続けてまいります。

mokukouzouwomiseru

木構造を魅せる

 

 木々の拡がるような和らぎ空間

単純梁架構にし、見た目にもきれいな架構構造にしたGWシステム建築。
元来の木の良さを生かすために、木を現しにしたことで、木々の拡がるような空間にできます。
見た目がいいだけでなく、木を使用した部屋ではリラックスし、作業効率が上がることが分かっています。
工場や倉庫、店舗などで木造を現しにした場合、作業効率があがり、生産性が向上すると期待されます。
従来工場や倉庫、店舗では鉄骨造や鉄筋コンクリート造を選択することが多いですが、それらに比べCO2排出量の少ない木材をみせることで、環境課題に取り組む姿勢をアピールできます。地域材を活用すれば、建物を通じて地域の活性化に貢献を果たします。

GWphoto_1170x780_7

コストと性能の両立

木造の大スパン・大空間・木材現し・耐震性能・防耐火性能を叶え、コストも納期を抑えることができるのがGWシステム建築です。3,000㎡ほどの大規模建築を木造で建てた場合でも初期投資を抑え、長期的にも、コストパフォーマンスが高いことが分かっています。  

工場や倉庫、店舗などの一室大空間も防耐火の基準をクリアし、木を現しにできます

GWシステム建築では準耐火建築物(イ)、45分耐火をクリアし、大空間ながら木を現しにできます。
準耐火建築物では、木を現しにする場合、燃え代設計と接合部の被覆が求められ、万が一の火災時にも建物が倒れない設計が必要です
構造計算で導かれた構造材の大きさに加えて、燃え代設計では、燃え代を加えます。燃え代を加えると大断面になる場合、材料コストがあがり、納期もかかることが多いですが、GWシステム建築では一般流通材をうまく活用しているため、コストも納期も抑えることができます
また木造の準耐火建築物では、せっこうボードなどで防火被覆した耐火構造を選択することができますが、それに比べて被覆材や被覆手間を省くことができるので、より施工がしやすいという特徴があります。
火災時に弱点となる接合部は、被覆が求められます。GWシステム建築では36mm厚CLT板「Aパネ」で接合部を被覆しています。木質の被覆材であるため構造意匠を損ないません。 

地盤改良や基礎、躯体工事費用でコストダウンできる

建物の重量が影響される地盤改良工事や基礎工事では、鉄骨造や鉄筋コンクリート造に比べて木造は軽いため、地盤改良や基礎工事費用を抑えることができます
躯体工事費用では鉄骨造に比べて木造は安くなることが多い、もしくは同程度になります。  

減価償却期間の短い木造は、節税となる場合があります

木造は、鉄骨造や鉄筋コンクリート造に比べて耐用年数が短く設定されている分、減価償却期間が短く、1年あたりにあげる経費が大きくなり、節税となる場合があります。
事業開始から軌道に乗るまでの時期に、多くの減価償却費を計上でき、事業に回す資金が多く手元に残ります。  

熱を伝えにくい木造は室内が快適

木は熱伝導率が低く、屋根や床からの熱の影響を受けにくいため、夏場の室内が高温になりにくく過ごしやすい環境をつくることができます。過ごしやすいので、パフォーマンスも上がり、生産性が向上します。   

木が現しだから躯体メンテナンスもしやすい

建物のメンテナンスは工法に関係なく必要なものです。木材の場合、木材の劣化による対策が必要です。木材で気を付けるべきは、水分と白アリです。腐朽や蟻害に特に配慮が必要です。腐朽や蟻害から木材を守るには、定期的なメンテナンスと早期発見・早期対処をすることが大切です。GWシステム建築では木を現しにしていることで、メンテナンスが容易で、建物保全に必要なコストを抑えることができ、かつ良い状態で長く維持することができます。 

サポート

事前相談

木造での設備投資をお考えでしたら、後藤木材にご相談ください。
工場、店舗、事務所、保育園、老人ホームなど様々な木造非住宅建築の実績からどのような建築計画が望ましいか最適解を考えます。
 
 
 

構造計算

後藤木材一級建築士事務所
4名の建築士が、小規模~中大規模の必要な空間に応じ加工を検討し、適切な構造計画を行います。初期の費用を抑えたい経営者様のご要望に寄り添います。
 
 

材料調達・プレカット・現場配送

後藤木材なら、構造計算・設計から材料手配、プレカット加工、現場配送を一貫して行うので、納期を短縮することができ、高い品質管理を確保、モレやダブりによる無駄なコストや手間を抑えます。

 

木工事(建て方)
床施工、窓施工、外装施工

施工する地域工務店をサポートいたします。
建て方や木工事の現場監理もお任せください。材料を現地に配送、積み下ろしからクレーンによる荷揚げを行い、大工ら職人の手配と現場監理を引き受けます。
木質内装をお考えでしたら、地域材の木質内装提案から材工まで請け負います。
サッシや外装も材工で請け負います。内装の木質化と合わせてデッキや塀などの木質化もご提案、施工まで行います。
 

施工事例

GWシステム建築 工場見学

GWmenu (2)

 
GW1200システムを初めて採用し、木を現しつつ、高い耐震性能と防耐火性能を備えた「後藤木材 須衛プレカット工場」。
実際の空間をご覧いただけます。
事前のご相談も承ります。
見学のお申し込みは問い合わせフォームをご利用ください。
お申込みいただく際は、お問い合わせフォームに下記の内容をご入力いただきますとスムーズです。

〇見学希望日時(第1候補)(第2候補)(第3候補)
〇建設概要

参考サイト

  • 非住宅施設の木造化にかかる低コストマニュアル・事例集(岐阜県林政部県産材流通課)

  https://www.pref.gifu.lg.jp/page/228031.html